2012年10月28日日曜日

ニューBMW320dツーリング試乗

先日、会社の同僚がE90型のBMW320iMスポーツを購入したので、衝動的に新車を見に行きたい気に駆られていたところ、BMWからディーゼルエンジンの新車のダイレクトメールが届いた。

いつも修理でお世話になっているディーラに行き、「BMW 320d BluePerformance ツーリング Mスポーツ」を試乗させてもらった。



試乗を終え、一言、「素晴らしい」に尽きる。

E46,E90から全く別次元の車になってしまっていた。

BMWの「走る」、「曲がる」、「止まる」と言う自動車の基本機能と、質素なインパネは、従来のモデルから伝統的に引き継がれているが、加速感、燃費と言ったエンジン回りが劇的に進化している。以前、E90に試乗した際は、E46の延長上と感じたが、今回の特にディーゼルエンジンは、もう、素晴らしい、に尽きる。

正直、ディーゼルと言っても、ベンツのように飾りに過ぎないのでは?と半信半疑に思いながらディーラーに訪れたが、これはもう、ガソリン車モデルを選ぶ必要性は全くないのではとさえ感じた。

なんといっても、驚くべきは燃費で、ボードコンピューターに表示されていたのは16㎞/L。ガソリンエンジンと同様、2リッター、ターボ車で、トルクもディーゼルエンジンの方がやや上らしい。ディーゼルエンジンの騒音は全く感じられない。

昨今のガソリン価格の高騰や、BMWのガソリン車はハイオク仕様であることを考えると、ディーゼルは必ず損はしない選択となる。

そのパワー、燃費に乗ってみて初めてわかる驚きを感じた。

また、ガソリン車同様、スポーツモードでは、ターボ車ならではの軽快な加速感を感じられる。少しアクセルを踏み込むと、シートに背中が押し付けられる"G"を感じることができる。今乗っているE46ではどんなに踏み込んでもあり得ない感覚だ。

また、革シートを希望しない限り、アイドリングストップやナビなどほぼすべてが標準装備であるのもうれしい。

Mスポーツでは、シフトパドルが標準装備で、ドライブをさらに楽しめる。個人的にはやはり左手でのシフト操作の方が安心感があった。


これは間違いなく購入して損はしない車だ。

次に、妻がSUVにあこがれているので、X3に試乗した。



なんと、X3にも2リッターディーゼルターボエンジンがラインナップに追加されていたのだ。
残念ながら、2リッターディーゼルターボは試乗車がなく、28iの試乗であったが、320iと比べ解放感がある。

320diはMスポーツでもあったので、ホールド感やスポーツ感がかなり強く、現在乗っているE46はどちらかというと、X3の解放感に近い。

視点も高く、とても楽に運転ができる。前に試乗したグランドチェロキーと比べても、自分で操作している感が強く、セダンと同じ感覚で運転ができる。

ただ、28iのターボなしの直4、2リッターエンジンはまったり感が否めない。

X3のディーゼルターボエンジンであれば、快適性、操作性、スポーツ性がすべてそろっているのではないだろうか。試乗車があればぜひ乗りたいところだ。

BMWってつくづくいいよなぁ、と改めて感じた一日だった。

JEEP試乗

今日は時間があったので久しぶりに試乗に行ってきた。

現在の愛車であるBMW318iツーリング(E46)を購入する10年前に、グランドチェロキーと迷った位、グランドチェロキーには愛着がある。

10年前に検討したグランドチェロキー


10年前から2度のモデルチェンジを経て、精悍なマスクになって新型が出たので久しぶりに興味が湧いていた。さらに、デザインがよく似た「コンパス」と言う車が出ているので、こちらも興味があってJEEPディーラーに訪れた。

まず、最初にグランドチェロキーを試乗。グレードは「リミテッド」であったので、革張り、エアサスペンションと豪華な装備となっている。



ボンネットの高さが大人の胸の位置まであるくらい、とても威圧感のある車体だ。いざ、乗ってみると外観の大きさよりも取り回しが良い印象であった。

重い車体を感じさせないくらい力強いトルクでスムーズに加速する。視界も広く運転にストレスを感じさせない。

しかし、BMWユーザとしては車を運転していると言うより、勝手に走ってくれる車に乗っている、という感じがした。この点は、運転をいかに楽にしたいか、それとも車を操作したいか、のどちらが好きかの好みだと思う。

気になる点は、ややブレーキを踏んでからの制動距離が長い気がした。車高が高くて思いから慣性力が強いからだろう。あと、今日は雨だったが、大きな雨粒が天井に落ちる際の音が気になった。

次に、コンパスに試乗。外観はグランドチェロキーに似て精悍なマスクだが、全く別の乗り物だった。



この車のグレードは「リミテッド」一種類で、革張りが標準なのは好ましいが、その他のインパネやインテリアの部材は、かなりコストダウンした結果だというのがわかる。グランドチェロキーの試乗後だったので、なおさら違いが際立った。

座席に座ると、フロントガラスの傾斜が強く、視界はグランドチェロキーと比べるとかなり圧迫感を感じる。

また、2リッターCVTという駆動部のため、警戒ではあるものの、余裕がなく、ちょっとガサツな味わいの走りであった。エンジン静粛性もあまり高くないと思う。

あと残念なのは荷物スペースで、ゴルフバッグがたぶん斜めにしないと入らないと思われる。車幅が狭いからかというとそうではない。かなり横幅はあるのに、荷室の横幅は全然ないのだ。この無駄に死んでいるスペースがあるのは、さすがアメリカ車だなと感心した。

コンパスは20代のアクティブユーザが、国産車と違いをアピールしたいニーズに応える車だろう。僕のような中年世代には、外見を除けば、街乗り、レジャー、ドライブともに物足りなさを感じる値段相応の車だった。

グランドチェロキーは「ラレード」という一番下のグレードに革シートを30万円程度のオプションで用意すれば、もう少し普及するだろう。ラレード400万円、リミテッド500万円と100万円の差は大きい。


衝動的に購入したい気にはならなかったが、グランドチェロキーはいい車だと改めて感じた。

2012年3月11日日曜日

エアコン故障 ブロアレジスタ交換

僕の愛車(BMW E46)は最近やけに故障が多くて困っている。ラジエーターサブタンクの水漏れ、オイル漏れ、パワーウインドウ故障と、もう当分ないだろうと思いきや先日、エアコンが急に止まった。

さっそくインターネットで検索すると、これまた事例の多い故障であることがわかった。また、BMWタイマーか・・・。

ネットでは、「ブロアレジスタ」もちくは「ファイナルステージユニット」の交換でいくらでも交換事例が出てくる。

いつものパーツを購入する楽天のサイトを見ると、案の定、消耗品のように「ブロアレジスタ」が販売されていた。OEM品で8,600円。ディーラーに電話で交換費用を聞いてみると25,000円前後とのこと。

先日ブログに紹介したようにエアコンフィルター、エアフィルター、カウルカバーを自分で交換できたので、調子に乗って自分で交換してみることにした。しかし、この判断が後で痛い目を見ることになる。

***


さっそく新品を購入し、形状を把握。ネット上の交換手順を記載しているサイトの内容を把握し、交換するイメージを描くと、何とかできそうな気がしてきた。

要は①パネルカバーを外す、②非常に固くて苦労するが、ケーブルを抜く、③専用工具であるトルクスT20でブロアレジスタを外す、④狭くて差し込みにくいが新しいブロアレジスタを挿入する、⑤あとは固定、ケーブル、カバーを戻すと言う手順だ。

この作業が、たとえばボンネットを開けて視認性が高い箇所の作業であれば、たいていの人は作業ができるだろう。しかし、(他のサイトと違って)僕が訴えたいのは、素人が構造もわからずにするのは危険な作業である、と言うことだ。言い換えればこの作業は止めておいた方がいいということだ。ディーラーに頼む方が安全だ。ディーラーでは1時間程度で済む作業である。それほど故障が多くディーラーも慣れている作業でもある。

さて、失敗した経緯をまとめてみる。

***

トルクスは車や電気製品で使われる特殊な星形をしたネジである。このドライバは持っていなかったので、近くの工具屋さんに行って購入した。また、使う機会もあるだろうと、交換式のものを選択。1,000円程度だった。


しかし!【失敗①】この工具は使えません。今回の作業はスペースが狭く、長いドライバが必要。

次に、前面パネルを外した。


前面パネルは簡単に外せると紹介するサイトは多かったが、初めての方は多少戸惑うと思う。右手前のボックスを固定する二か所のネジを外し(上写真)、ボックスすぐ下にある三か所のネジを外す。それに加え、マットに隠れかけの奥に位置するプラスチックの大きいネジを外し、最後は左端にある特殊な押し込みピンを外す。この特殊な押し込みネジの外し方がわからず苦労したが、ネジ頭の真ん中にあるピンを浮かせば外れるようになっている。ネジ頭を引っこ抜いても抜けないので注意。そして、ハンドルとカバーの間にあるゴムのカバーを手で外し、カバーと本体を固定している二か所の爪を外す。この爪がやや固いので苦労した。

その後、あるサイトに書いていた通り、ブロアレジスタの位置は指で特定できたが案の定、ケーブルが固く固定されていた。手で抜いても抜けそうにないので、そのサイトにも書いていたようにプライヤーで外してみた。【失敗②】プライヤーでの作業はNG!インターネットの情報もほどほどに信じましょう。ディーラーでも絶対やったらだめと言われた。

【失敗③】手さぐり状態のまま作業しましたが、これもNG!後程ディーラーの方の作業を見せてもらったが、必ず、頭を車の奥まで入れて、LEDライトで照らして目視で場所を確認して作業をしましょう。

【失敗④】構造を理解せずにやってしまったが、これもNG!構造は以下の図のようになっているが、実際、現物を見ないとわからないと思う。


上の図で3を交換するだけの作業だ。しかし、5や7が所狭しと重なっており、特に今回の作業では、いったん7を外して行うとやりやすくなる(7を外さないとできない?)と言うノウハウがあった。僕はそれを知らず必死にプライヤーで3に刺さったケーブルを抜いていたのだ。


実際に外した7がこれ↑。そして無謀にも僕のような素人が作業を続けると・・・・5番のフラップアクチュエーター(風の出口を切り替えるモーター)を壊してしまった。。。


結局、ディーラーに駆け込み、このアクチュエーターを取り寄せ・交換してもらうことになった。


取り外した憎きブロアレジスター。新品とは大きく形状が異なる。これと比べると新しいものは伝導率の良いアルミになり、フィンの数が大きく増えている。よほど壊れやすい部品だったのだろう。ディーラーに聞くと、中の回路が良く壊れるらしい。どこで作ってるんだ、まったく!と思いつつ、シールを見ると・・・「DENSO」。おいおい天下のデンソーがこんな部品を作るのか?国産車でエアコンが壊れる話なんて聞いたことないぞ、と改めてBMWタイマーを疑ってしまった。

***

最近お世話になりっぱなしのセントラル技研大宮営業所では、親切に対応してもらい、あっという間に交換していただいた。アクチュエーター約1万円、作業費約1万円、と合計2万円弱となり、最初からお願いしていた方が安い結果となった。

整備業者や腕に自信のある素人の方の交換紹介サイトを素人が鵜呑みにすると痛い目に合うという事例である。BMWに乗っていると、2,3万の交換費用は比較的安い方だ。エアコンが壊れた場合は、無理をせずディーラーに持っていくことをお勧めする。



2012年1月24日火曜日

カウルカバー交換

今回、エアフィルター、エアコンフィルターに加え、最後にカウルカバーを交換した。

BMW E46は壊れる・消耗する箇所が定番で存在する。

今回のカウルカバーもそうだ。カウルカバーとは、フロントガラス、ワイパー、ボンネットの隙間を埋めるプラスチックの部品だ。フロントガラスとの接面のゴム素材が紫外線により劣化する。

写真のとおり、僕の車もボロボロでみすぼらしいのが気になっていた。


正直なところ、カウルカバー自体を知らず、この部品はフロントガラスのパッキンではないかと勘違いしており、そろそろフロントガラスの隙間から水漏れを起こすのではないか?交換にはとてもお金がかかるのではないか?と多少心配していた。

しかし、ネットの世界はありがたいもので、E46の修理歴を掲載している方のブログを見ると、カウルカバーの交換方法に関する情報が豊富にあるから、安心して交換することができた。

この部品も以前紹介の楽天のショップで購入した。
部品型番は51718189100の純正品だ。価格は7,888円で購入できた。

まず、ボンネットを開け、ワイパーの根元のネジキャップを外す。簡単に手で外せる。写真はキャップを外した状態。


拡大してみると、ワイパーの根元の円形の穴に杭形のナットで固定されている。


ここからが一仕事。僕が今回の作業で一番大変だと感じたのはこのワイパーを外す作業だ。大人の男性の力でもなかなか外れないのだ。

そこで工夫して、クレ556の潤滑油を注し、トンカチで軽くコンコンと叩いて、何度も根元を揺らすとすぽっと外れた。

中央に位置するワイパーに関しては作業スペースが苦しく、外すのに苦戦した。

ようやく取れると下の写真のようになる。


さて、ここからは他のブログでは壊れてもいいくらいにカウルカバーを引っ剥がすとのことだったが、これが取れない。

どこか引っかかるので原因を探したところ、写真の赤枠のエアコンフィルターのカバーだった。


他のブログでエアコンフィルターのカバーは外さなくてもいいようなことが書かれていたが、僕の場合はエアコンフィルターのカバーを外さないとカウルカバーは取れなかった。

外したカウルカバーがこれだ。明らかに色が白化し、劣化しているのがわかる。


ここで注意点が、元のカウルカバーに付いているパッキンが、新品のカウルカバーには付いていない。新品のパッキンを購入すれば良かったのだが、知らなかったので元のカウルカバーからパッキンを外して新しいカウルカバーに付けることにした。

パッキンは簡単に手で外せる。幸いパッキンのひどい劣化はなかった。写真はカウルカバーと外したパッキン。


新しいカウルカバーに外したパッキンを付けるのだが、簡単に取り付けができた。パッキンがきちんとはまるように凹凸があるので、ジップロックのようにパチパチっと気分よく取り付けられる。写真はパッキンをはめた状態のカウルカバー。右端のパッキンの色と新品のカウルカバーの色が違うのがわかる。


次にカウルカバーを取り付ける前に、外した後を洗浄する。見てのとおりひどい汚れだ。


ふき取ると簡単に汚れは取れた。もともと外にさらされていない部分なので掃除をすると新車当時の美しいボディが現れた。


カウルカバーは合計7か所のピンで留められているが、カウルカバーを外した時にプラスチック製の留め具が残る。これはペンチ等で簡単に引っこ抜けるので、事前に外しておく。


外した後の状態は下の写真のようになる。


カウルカバー本体に留め具が付いているので心配はない。


そして、留め具を外した穴と、新しいカウルカバーに付いている留め具の位置を合わせる。


後は、7か所の留め具の位置をボディ方向に押し込めばカウルカバーの交換の完成だ。


エアコンフィルターの蓋も忘れず閉じておく。


最後にワイパーをもとの位置に戻す。外したワイパーは、ワイパーゴムがガラス面を押し付ける方向にバネの力が働いているので固定するのに少々戸惑うかもしれない。


コツはバネ部分を抑えながらとりあえずナットを少しでも固定すること。その後はスパナ等でゆっくりナットを締めて固定していけばよい。その際に、一気に締めるのではなく、ワイパーの位置を調整しながら固定すると良い。

---後日---
ナットの締めが悪かったせいか、ワイパーを使っているうちに動かなくなった。改めて締め直すと動きを取り戻した。ワイパーの軸は回転するので、締めが甘いと緩んでくるので、締めるときはしっかり強めに締める必要があった。
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ディーラーの人はワイパーの固定がこの作業で一番難しいと言っていたが、僕の場合は特に問題にはならなかった。むしろ外す方が何倍も苦労した。


僕のドジな例を紹介。スパナでナットを締める際に、スパナの角でパッキンを傷つけてしまった。水漏れ等の支障はないが、気を付けたい。

最後にナットキャップをかぶせればすべての作業が完成だ。


作業は上記の情報を念頭に置けば、30~1時間あれば十分できる。




10年前の車も少しずつ若返ってきた。

これからも大切に乗ろう。



2012年1月23日月曜日

エアコンフィルター交換

今日は愛車BMW E46のエアコンフィルターの交換作業を紹介する。

前回のエアフィルターは多少てこずったが、エアコンフィルターは非常に簡単だった。
エアコンフィルターに付属していた説明書も作業を楽にしてくれた。

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まず、写真内の赤枠三か所にネジがある。これを回してはずす。


写真のようにスプリングがついており、手で回せる固さだ。


蓋を手前側に引き出すと、エアコンフィルターが見える。エアコンフィルターも前に引き出せば簡単に取れる。


見てのとおり、いかに汚れていたかがわかる。タンポポの種や小さな虫などたくさんのゴミが詰まっていた。


外した逆の手順で新品のエアコンフィルターを奥にスライドさせてはめ込む。


最後に、3か所のネジを締めて完成。時間は10分程度でできる。僕の場合、数年ぶりの交換だったのため、蓋が非常に汚れていたので掃除した時間分だけ長くかかったが、それでも短時間だった。


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終わってみた感想として、これは女性でもできるレベルの難易度。正直この程度の作業で作業費を払うのはもったいない。このような簡単な作業から自分でメンテナンスを始めてみるのも、さらに愛車を大切にする良いきっかけになるのではないだろうか。

想像以上にフィルターが汚れていたことから、今までいかにメンテナンスに無関心であったかを痛感した。こんなに簡単にリーズナブルにできるのならこれからは1年に1度は必ず交換しようと思う。

2012年1月22日日曜日

エアフィルター交換

過去の車検の明細を見たところ、ここ最近エアフィルター、エアコンフィルターを交換していないことに気付いた。

最近、故障が多く出費が嵩んでいるので、さすがにディーラーに出すのは気が引けた。

どうせなら自分で交換しようと思い、ネットで調べるとE46の交換部品が豊富に取り扱っている楽天の店舗を見つけた。

交換部品を見ていると、あれやこれや欲しくなる。せっかくなので、ボロボロになっていたカウルカバーも注文した。

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届いた部品を開梱した。長いのがエアコンフィルター、小さいのがエアフィルターだ。


ともに純正ではないが、適合品だ。



エアフィルターを取り出した。とても質がよさそうだ。
製品型番は、13721730946。購入価格は3,200円。


エアコンフィルターを取り出した。簡単な交換方法のマニュアルが同梱されていた。これは親切だ。
天然ポリフェノール配合フィルターで抗菌、防花粉対策に良いらしい。最近外気に切り替えると匂いが気になっていたのでちょうどよかった。
製品型番は、64319071935。購入価格は4,200円。

週末を待ち、交換することにした。

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今回は、エアフィルターの交換を紹介する。

エアフィルターはボンネットを開けて右手前に位置する。

↓ボンネットを開ける


周囲に3か所のピンがあり、これを外す。簡単に外れる。下の写真の赤枠の2か所の他にケースの後方に残り1か所のピンある。簡単に見つかる。


しかし、これだけではケースが持ち上がらなかったので、奥に接続されているホースの2か所の爪を外して何とか交換できる空間ができた。


中からかなり汚れたエアフィルターが顔を出した。


ちなみに新品のものと比べてみると一目瞭然。こんなに汚れているのならこれからは1年に1回程度は変えてあげようと思う。


新しいエアフィルターをはめ込んだ。写真の赤丸は上述のホースである。これを外さないとケースが上に持ち上がらなかった。

しかし、ここで問題が起こる。蓋が閉まらないのだ。


丸で囲んだ部分に爪があるのだが、ここがはまらない。写真のとおり、フィルターのゴムの部分がはみ出していることがわかる。これが何度やっても閉まらない。どうしたものかと思い、元の汚れたフィルターを見たところ、この位置のゴムが他の部分と比べてへこんでいた。どうやら、きれいにはまらない構造のようだと判断し、強引にこのゴムをマイナスドライバーで押し込むことで、何とか蓋を閉じることができた。

***

終えてみた感想としては、他のブログサイトでもエアフィルターの交換に関するコメントで、BMWの構造の悪さを嘆いていたが、確かに同感だ。

思っていたより苦労した。少しだけだが。パカッと開けて、スポッと交換して、はい終わり、と言う作業ではなかった。女性が作業するにはちょっと無理があるかなぁ、と言うレベルで、男性なら概ねできる作業だろう。ディーラーで有料で作業してもらうくらいなら一度はトライしてみても良い作業レベルだと思う。

交換した後、ドライブしてみたが、あまり違いは感じられなかった。エンジンは喜んでいるだろう。


2012年1月14日土曜日

BMW オイル漏れ、パワーウィンドウ修理

年末関西から埼玉に帰る日の朝、エンジンを始動し、車を移動したところ、車があった場所に少しのしずくと、少し飛び散ったオイルの跡があった。

インジケーターには特にオイルに関するエラーの警報灯はついていない。

先週末に最近お世話になっているBMWセントラル大宮営業所に行ってきた。

点検の結果、オイルフィルターケースの接続部からのオイル漏れのようだ。

当日は部品の在庫がなかったため修理ができず、翌週に修理することになった。

***

その日、帰宅後ネットで調べると、僕が過去に修理した個所も含め、今回の故障は「BMWタイマー」とすら呼ばれているくらいの定番の故障個所らしい。

ちなみに、僕が過去に修理した内容は下記のとおりだ。

2008.08 左リアウィンドウが上がらず
→レギュレーター交換(26,000円)
2009.02 冬期、エンジン初動時に頻繁にエンスト
→DISAユニット、エンジンベントパイプ、クーラントパイプ等交換(89,000円)
2009.05 右リアウィンドウが(バキバキと)音を出して止まる
→レギュレーター交換(26,000円)
2011.08 ラジエータ漏水
→ラジエーターサブタンク交換(35,000円)

ネットで調べたE46ユーザと比べると4回の故障は少ない方かもしれない。

***

そして、本日ディーラーに持参したところ、作業時間は二時間と聞いていたが朝渡し、夕方引取りとのこと。予定がくるってしまったが、仕方がないのでお願いしてバスで帰宅した。

夕方、取りに行くと作業は無事完了していた。今回交換した部品は赤枠のオイルフィルターケースと下の写真の9番のガスケット。

ディーラーの説明ではケースは鋳物だが、経年で形状が変化することもあるらしい。ガスケットだけの交換でも漏れが止まる場合もあるが、ケースの追加交換となると二度手間なので、通常ケースも交換するようにしているようだ。

<後日追記>
修理が終わったのは晩で、交換部品を確認することはできなかったが、後日ボンネットを開け確認した。

オイルフィルターケースのみ色が違うのがわかる。


結合部を指で触ってみたがオイルの漏れはないようだ。

***

今回の費用は以下となった。

・交換費用 15,750円
・ガスケット(11421709800) 651円
・フィルターケース(11421715878) 32,865円
・補充オイル(90234021692) 2,310円
<合計> 51,576円

ご覧のとおりケースが金額の大半を占めており高額だ。重要な金属部品がこの品質なので、改善してもらいたいものだ。

その後、担当者の方に、交換部分の説明を聞いた際に、エアコンフィルター等、今後自分で交換しようと思っていることを話すと、気軽に交換箇所や作業ポイントを教えてくれた。

気分よくディーラーを後にした。

***

その後、車を運転していてふと季節外れの蚊のような小さな虫が目の前をよぎったので窓を少し開けてみたところ・・・、右ウィンドウでバキバキと激しい音が聞こえた。

これで三回目だし、覚悟していたのでパワーウィンドウのレギュレーター故障であることがわかった。

即座にディーラーに電話して、折り返した。

良く壊れる部品なので幸い在庫があり、即修理対応してくれた。冬なので窓が開いたままだとさすがにつらいので助かった。

作業時間を待つのも暇なので、作業を見学させてもらってよいかと聞くと快くOKをもらった。

レギュレーターもネット購入できることから自分でできるものか作業を見ていたが、ちょっと僕にはできそうにない作業内容だった。作業中、ウィンドウの滑りが悪いことから、左の窓も調子が悪いことを伝えると、左の滑りも調整してくれたおかげで動きがスムーズになった。クレ556は浸透性があり、ゴム素材を痛めてしまうため、シリコン系のグリースで調整するようだ。



過去のリアウィンドウの際は頻繁に使わないためにワイヤーが伸びきってしまっているケースであったが、今回はプラスチック部分が劣化により割れていたようだ。


現行のモデルでも故障はあるようだ。僕の知る限りでは国産車でパワーウィンドウが頻繁に壊れるとは聞いたことがない。外車は故障がつきものだと言うが、定番の故障部品は改善してもらいたいものだ。

***

待ち時間の話の中で、キーレスを操作した際にハザードが光るアンサーバックについて、友人のE46ではできたが、僕のはできないことを告げると、設定でできるらしい。ついでなのでお願いした。

E46のアンサーバックについては帰宅後、ネットで調べたら、本国と日本のセキュリティシステムの仕様で初期設定はできないようにしているらしい。

修理代は以下となった。

・交換費用 13,650円
・リフター(51337020660) 13,545円
・インシュレーター(51487114714) 4,704円
・ブチルテープ 1,050円
・ナット 5,040円
・アンサーバック設定 3,150円
<値引き後合計> 40,000円

年始早々9万円の出費は高くついてしまった。。。

ここで一点気になったのがナットの価格。1本1,000円のナットなんて間違いじゃないかとディーラーに確認したが、値上げした結果で間違いないとのこと。親切なディーラーなのでぼったくることはないだろうが、さすがにこの価格は異常だろう。もし、情報をお持ちの方があればコメントをいただきたい。

不幸中の幸いと言えば、帰省の際の吹雪いていた中央道の運転中によく故障が起きなくて良かったと思う。どうせ壊れるならディーラーの近所で壊れてくれてありがとう、と言っておこう。大切に乗るので、もうしばらく壊れてくれるなよ、BMW君。