2012年1月24日火曜日

カウルカバー交換

今回、エアフィルター、エアコンフィルターに加え、最後にカウルカバーを交換した。

BMW E46は壊れる・消耗する箇所が定番で存在する。

今回のカウルカバーもそうだ。カウルカバーとは、フロントガラス、ワイパー、ボンネットの隙間を埋めるプラスチックの部品だ。フロントガラスとの接面のゴム素材が紫外線により劣化する。

写真のとおり、僕の車もボロボロでみすぼらしいのが気になっていた。


正直なところ、カウルカバー自体を知らず、この部品はフロントガラスのパッキンではないかと勘違いしており、そろそろフロントガラスの隙間から水漏れを起こすのではないか?交換にはとてもお金がかかるのではないか?と多少心配していた。

しかし、ネットの世界はありがたいもので、E46の修理歴を掲載している方のブログを見ると、カウルカバーの交換方法に関する情報が豊富にあるから、安心して交換することができた。

この部品も以前紹介の楽天のショップで購入した。
部品型番は51718189100の純正品だ。価格は7,888円で購入できた。

まず、ボンネットを開け、ワイパーの根元のネジキャップを外す。簡単に手で外せる。写真はキャップを外した状態。


拡大してみると、ワイパーの根元の円形の穴に杭形のナットで固定されている。


ここからが一仕事。僕が今回の作業で一番大変だと感じたのはこのワイパーを外す作業だ。大人の男性の力でもなかなか外れないのだ。

そこで工夫して、クレ556の潤滑油を注し、トンカチで軽くコンコンと叩いて、何度も根元を揺らすとすぽっと外れた。

中央に位置するワイパーに関しては作業スペースが苦しく、外すのに苦戦した。

ようやく取れると下の写真のようになる。


さて、ここからは他のブログでは壊れてもいいくらいにカウルカバーを引っ剥がすとのことだったが、これが取れない。

どこか引っかかるので原因を探したところ、写真の赤枠のエアコンフィルターのカバーだった。


他のブログでエアコンフィルターのカバーは外さなくてもいいようなことが書かれていたが、僕の場合はエアコンフィルターのカバーを外さないとカウルカバーは取れなかった。

外したカウルカバーがこれだ。明らかに色が白化し、劣化しているのがわかる。


ここで注意点が、元のカウルカバーに付いているパッキンが、新品のカウルカバーには付いていない。新品のパッキンを購入すれば良かったのだが、知らなかったので元のカウルカバーからパッキンを外して新しいカウルカバーに付けることにした。

パッキンは簡単に手で外せる。幸いパッキンのひどい劣化はなかった。写真はカウルカバーと外したパッキン。


新しいカウルカバーに外したパッキンを付けるのだが、簡単に取り付けができた。パッキンがきちんとはまるように凹凸があるので、ジップロックのようにパチパチっと気分よく取り付けられる。写真はパッキンをはめた状態のカウルカバー。右端のパッキンの色と新品のカウルカバーの色が違うのがわかる。


次にカウルカバーを取り付ける前に、外した後を洗浄する。見てのとおりひどい汚れだ。


ふき取ると簡単に汚れは取れた。もともと外にさらされていない部分なので掃除をすると新車当時の美しいボディが現れた。


カウルカバーは合計7か所のピンで留められているが、カウルカバーを外した時にプラスチック製の留め具が残る。これはペンチ等で簡単に引っこ抜けるので、事前に外しておく。


外した後の状態は下の写真のようになる。


カウルカバー本体に留め具が付いているので心配はない。


そして、留め具を外した穴と、新しいカウルカバーに付いている留め具の位置を合わせる。


後は、7か所の留め具の位置をボディ方向に押し込めばカウルカバーの交換の完成だ。


エアコンフィルターの蓋も忘れず閉じておく。


最後にワイパーをもとの位置に戻す。外したワイパーは、ワイパーゴムがガラス面を押し付ける方向にバネの力が働いているので固定するのに少々戸惑うかもしれない。


コツはバネ部分を抑えながらとりあえずナットを少しでも固定すること。その後はスパナ等でゆっくりナットを締めて固定していけばよい。その際に、一気に締めるのではなく、ワイパーの位置を調整しながら固定すると良い。

---後日---
ナットの締めが悪かったせいか、ワイパーを使っているうちに動かなくなった。改めて締め直すと動きを取り戻した。ワイパーの軸は回転するので、締めが甘いと緩んでくるので、締めるときはしっかり強めに締める必要があった。
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ディーラーの人はワイパーの固定がこの作業で一番難しいと言っていたが、僕の場合は特に問題にはならなかった。むしろ外す方が何倍も苦労した。


僕のドジな例を紹介。スパナでナットを締める際に、スパナの角でパッキンを傷つけてしまった。水漏れ等の支障はないが、気を付けたい。

最後にナットキャップをかぶせればすべての作業が完成だ。


作業は上記の情報を念頭に置けば、30~1時間あれば十分できる。




10年前の車も少しずつ若返ってきた。

これからも大切に乗ろう。



2012年1月23日月曜日

エアコンフィルター交換

今日は愛車BMW E46のエアコンフィルターの交換作業を紹介する。

前回のエアフィルターは多少てこずったが、エアコンフィルターは非常に簡単だった。
エアコンフィルターに付属していた説明書も作業を楽にしてくれた。

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まず、写真内の赤枠三か所にネジがある。これを回してはずす。


写真のようにスプリングがついており、手で回せる固さだ。


蓋を手前側に引き出すと、エアコンフィルターが見える。エアコンフィルターも前に引き出せば簡単に取れる。


見てのとおり、いかに汚れていたかがわかる。タンポポの種や小さな虫などたくさんのゴミが詰まっていた。


外した逆の手順で新品のエアコンフィルターを奥にスライドさせてはめ込む。


最後に、3か所のネジを締めて完成。時間は10分程度でできる。僕の場合、数年ぶりの交換だったのため、蓋が非常に汚れていたので掃除した時間分だけ長くかかったが、それでも短時間だった。


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終わってみた感想として、これは女性でもできるレベルの難易度。正直この程度の作業で作業費を払うのはもったいない。このような簡単な作業から自分でメンテナンスを始めてみるのも、さらに愛車を大切にする良いきっかけになるのではないだろうか。

想像以上にフィルターが汚れていたことから、今までいかにメンテナンスに無関心であったかを痛感した。こんなに簡単にリーズナブルにできるのならこれからは1年に1度は必ず交換しようと思う。

2012年1月22日日曜日

エアフィルター交換

過去の車検の明細を見たところ、ここ最近エアフィルター、エアコンフィルターを交換していないことに気付いた。

最近、故障が多く出費が嵩んでいるので、さすがにディーラーに出すのは気が引けた。

どうせなら自分で交換しようと思い、ネットで調べるとE46の交換部品が豊富に取り扱っている楽天の店舗を見つけた。

交換部品を見ていると、あれやこれや欲しくなる。せっかくなので、ボロボロになっていたカウルカバーも注文した。

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届いた部品を開梱した。長いのがエアコンフィルター、小さいのがエアフィルターだ。


ともに純正ではないが、適合品だ。



エアフィルターを取り出した。とても質がよさそうだ。
製品型番は、13721730946。購入価格は3,200円。


エアコンフィルターを取り出した。簡単な交換方法のマニュアルが同梱されていた。これは親切だ。
天然ポリフェノール配合フィルターで抗菌、防花粉対策に良いらしい。最近外気に切り替えると匂いが気になっていたのでちょうどよかった。
製品型番は、64319071935。購入価格は4,200円。

週末を待ち、交換することにした。

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今回は、エアフィルターの交換を紹介する。

エアフィルターはボンネットを開けて右手前に位置する。

↓ボンネットを開ける


周囲に3か所のピンがあり、これを外す。簡単に外れる。下の写真の赤枠の2か所の他にケースの後方に残り1か所のピンある。簡単に見つかる。


しかし、これだけではケースが持ち上がらなかったので、奥に接続されているホースの2か所の爪を外して何とか交換できる空間ができた。


中からかなり汚れたエアフィルターが顔を出した。


ちなみに新品のものと比べてみると一目瞭然。こんなに汚れているのならこれからは1年に1回程度は変えてあげようと思う。


新しいエアフィルターをはめ込んだ。写真の赤丸は上述のホースである。これを外さないとケースが上に持ち上がらなかった。

しかし、ここで問題が起こる。蓋が閉まらないのだ。


丸で囲んだ部分に爪があるのだが、ここがはまらない。写真のとおり、フィルターのゴムの部分がはみ出していることがわかる。これが何度やっても閉まらない。どうしたものかと思い、元の汚れたフィルターを見たところ、この位置のゴムが他の部分と比べてへこんでいた。どうやら、きれいにはまらない構造のようだと判断し、強引にこのゴムをマイナスドライバーで押し込むことで、何とか蓋を閉じることができた。

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終えてみた感想としては、他のブログサイトでもエアフィルターの交換に関するコメントで、BMWの構造の悪さを嘆いていたが、確かに同感だ。

思っていたより苦労した。少しだけだが。パカッと開けて、スポッと交換して、はい終わり、と言う作業ではなかった。女性が作業するにはちょっと無理があるかなぁ、と言うレベルで、男性なら概ねできる作業だろう。ディーラーで有料で作業してもらうくらいなら一度はトライしてみても良い作業レベルだと思う。

交換した後、ドライブしてみたが、あまり違いは感じられなかった。エンジンは喜んでいるだろう。


2012年1月14日土曜日

BMW オイル漏れ、パワーウィンドウ修理

年末関西から埼玉に帰る日の朝、エンジンを始動し、車を移動したところ、車があった場所に少しのしずくと、少し飛び散ったオイルの跡があった。

インジケーターには特にオイルに関するエラーの警報灯はついていない。

先週末に最近お世話になっているBMWセントラル大宮営業所に行ってきた。

点検の結果、オイルフィルターケースの接続部からのオイル漏れのようだ。

当日は部品の在庫がなかったため修理ができず、翌週に修理することになった。

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その日、帰宅後ネットで調べると、僕が過去に修理した個所も含め、今回の故障は「BMWタイマー」とすら呼ばれているくらいの定番の故障個所らしい。

ちなみに、僕が過去に修理した内容は下記のとおりだ。

2008.08 左リアウィンドウが上がらず
→レギュレーター交換(26,000円)
2009.02 冬期、エンジン初動時に頻繁にエンスト
→DISAユニット、エンジンベントパイプ、クーラントパイプ等交換(89,000円)
2009.05 右リアウィンドウが(バキバキと)音を出して止まる
→レギュレーター交換(26,000円)
2011.08 ラジエータ漏水
→ラジエーターサブタンク交換(35,000円)

ネットで調べたE46ユーザと比べると4回の故障は少ない方かもしれない。

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そして、本日ディーラーに持参したところ、作業時間は二時間と聞いていたが朝渡し、夕方引取りとのこと。予定がくるってしまったが、仕方がないのでお願いしてバスで帰宅した。

夕方、取りに行くと作業は無事完了していた。今回交換した部品は赤枠のオイルフィルターケースと下の写真の9番のガスケット。

ディーラーの説明ではケースは鋳物だが、経年で形状が変化することもあるらしい。ガスケットだけの交換でも漏れが止まる場合もあるが、ケースの追加交換となると二度手間なので、通常ケースも交換するようにしているようだ。

<後日追記>
修理が終わったのは晩で、交換部品を確認することはできなかったが、後日ボンネットを開け確認した。

オイルフィルターケースのみ色が違うのがわかる。


結合部を指で触ってみたがオイルの漏れはないようだ。

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今回の費用は以下となった。

・交換費用 15,750円
・ガスケット(11421709800) 651円
・フィルターケース(11421715878) 32,865円
・補充オイル(90234021692) 2,310円
<合計> 51,576円

ご覧のとおりケースが金額の大半を占めており高額だ。重要な金属部品がこの品質なので、改善してもらいたいものだ。

その後、担当者の方に、交換部分の説明を聞いた際に、エアコンフィルター等、今後自分で交換しようと思っていることを話すと、気軽に交換箇所や作業ポイントを教えてくれた。

気分よくディーラーを後にした。

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その後、車を運転していてふと季節外れの蚊のような小さな虫が目の前をよぎったので窓を少し開けてみたところ・・・、右ウィンドウでバキバキと激しい音が聞こえた。

これで三回目だし、覚悟していたのでパワーウィンドウのレギュレーター故障であることがわかった。

即座にディーラーに電話して、折り返した。

良く壊れる部品なので幸い在庫があり、即修理対応してくれた。冬なので窓が開いたままだとさすがにつらいので助かった。

作業時間を待つのも暇なので、作業を見学させてもらってよいかと聞くと快くOKをもらった。

レギュレーターもネット購入できることから自分でできるものか作業を見ていたが、ちょっと僕にはできそうにない作業内容だった。作業中、ウィンドウの滑りが悪いことから、左の窓も調子が悪いことを伝えると、左の滑りも調整してくれたおかげで動きがスムーズになった。クレ556は浸透性があり、ゴム素材を痛めてしまうため、シリコン系のグリースで調整するようだ。



過去のリアウィンドウの際は頻繁に使わないためにワイヤーが伸びきってしまっているケースであったが、今回はプラスチック部分が劣化により割れていたようだ。


現行のモデルでも故障はあるようだ。僕の知る限りでは国産車でパワーウィンドウが頻繁に壊れるとは聞いたことがない。外車は故障がつきものだと言うが、定番の故障部品は改善してもらいたいものだ。

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待ち時間の話の中で、キーレスを操作した際にハザードが光るアンサーバックについて、友人のE46ではできたが、僕のはできないことを告げると、設定でできるらしい。ついでなのでお願いした。

E46のアンサーバックについては帰宅後、ネットで調べたら、本国と日本のセキュリティシステムの仕様で初期設定はできないようにしているらしい。

修理代は以下となった。

・交換費用 13,650円
・リフター(51337020660) 13,545円
・インシュレーター(51487114714) 4,704円
・ブチルテープ 1,050円
・ナット 5,040円
・アンサーバック設定 3,150円
<値引き後合計> 40,000円

年始早々9万円の出費は高くついてしまった。。。

ここで一点気になったのがナットの価格。1本1,000円のナットなんて間違いじゃないかとディーラーに確認したが、値上げした結果で間違いないとのこと。親切なディーラーなのでぼったくることはないだろうが、さすがにこの価格は異常だろう。もし、情報をお持ちの方があればコメントをいただきたい。

不幸中の幸いと言えば、帰省の際の吹雪いていた中央道の運転中によく故障が起きなくて良かったと思う。どうせ壊れるならディーラーの近所で壊れてくれてありがとう、と言っておこう。大切に乗るので、もうしばらく壊れてくれるなよ、BMW君。

2012年1月9日月曜日

THE WARMTH CRAFTS MANUFACTURE

年末にコードバンの手帳カバーを探していたのだが、梅田阪急の親切な手帳売り場の店員さんが、コードバン専門店なら梅田大丸にあると教えてくれたのでさっそく言ってみた。

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THE WARMTH CRAFTS MANUFACTUREと言うお店だ。

小さ目の店内には所狭しと革製品が並んでいる。

あいにく手帳カバーはなかったが、財布やカバンなど、どれも欲しくなるようなものが多い。

手帳カバーを店員に聞く前に、腰バッグを勧められた。


こんなデザインのカバンは始めて見た。

街中でも見たことがない。一目惚れした。

この製品は、コードバンではないが馬の柔らかい皮を使っているらしい。

使っているとふにゃふにゃになって味が出るらしい。

ベルトループにひっかけて使う。

大きさはペットボトルも入るサイズだ。

座ってもカバンを踏むことがないように設計されているらしい。

女性の場合、ベルトループが無い服が多いので、その場合は別売の肩掛けベルトを付けて使える。

ふだん持ち歩いている肩掛けバッグがジャックローズの格好に合わないとコーディネーターの妻から言われていたので、これもご縁だと解釈し、購入した。

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購入して週末はほぼ毎日使用しているが、とても使い勝手がいい。

財布や携帯電話を入れて手ぶらで外出できる。

車に乗るときはやや座る際に引っかかる点が気になるが、それ以外は完璧だ。


腰につけるとこんな感じだ。

冬場は上着があるからポケットが多いが、夏場は特に重宝しそうだ。

海外旅行の際に、腹巻上のカバンやヒップバッグを持ったことがあるが、断然こちらの方がかっこいい。革なのでナイフで切れにくいし、チャックだけ気にしておけば防犯面でも強いと思う。

これから使い続けていい味を出していきたい。


おススメグッズだ。