2022年4月24日日曜日

僕の腰痛が治った話

結論:ランニングで完治

(あくまで個人的な体験に基づく見解です)

 腹筋・背筋は関係ない

僕は学生時代柔道部で背筋も160kg以上あり、腹筋も毎日200回程していて、決して腹筋・背筋が弱いわけではなかった。腹筋と背筋のバランスが悪いと腰痛になる、ということも聞いたが、僕には関係なかった。

19歳の時、突然腰痛が遅い真っ直ぐ立てなくなり、何だこれは、と驚いたのを覚えている。人生で初めてのぎっくり腰だった。その後、定期的にぎっくり腰は起こり、大体3月くらいに決まって発症していた。僕の場合は冷やすとダメで温めて治す期間を短くしていた。医学的なことは詳しくないが、最近ふくらはぎの肉離れを初めて経験し、ぎっくり腰は腰を支える筋肉の肉離れの感覚に近いと思う。腹筋・背筋は表面の筋肉でぎっくり腰で痛いのは表面ではない

30代半ばで腰痛がピークになり、慢性的に痛みが発症していた。30分ほど座ると腰が固まってしまう感じで、立って腰を伸ばす際は、真っ直ぐ立てるまで1、2分ほどかかるくらい酷かった。立っていても痛い、座っていても痛い。寝ている時だけ痛くない。こんな時期がしばらく続いた。その頃は手当たり次第、病院、針、整体、気功から、訳のわからないスピリチュアルな施術など、あらゆるところに治療に行ったが、一瞬良くなった感じがする時もあったが、持続的に良くなることはなかった。健康器具も色々試したが効果的なものはなかった。ちなみにレントゲンを撮ったがヘルニアではなかった。当時、まだ子供はいなかったが、「子供ができてもだっこすらできない体になってしまった・・。」「このままずっと続くのか・・。」と不安に思っていた。

良くなったり悪くなったりの状態が数年続いたある時、友人からハーフマラソンに出ることを誘われたことがきっかけで状況は大きく変化した。僕は小さい頃から長距離走が大の苦手で柔道部に入った理由もそうだ。1500m走が大嫌いだった僕が20km以上走ることは当時想像できなかった。恥をかきたくなかったので、大会の9ヶ月前から練習を始めた。

僕なりのランニングのポイントは①早く走ろうとしないこと。歩くのと同じスピードくらいの感覚で良い。ゆっくりで良いので止まらず、決めた距離を走りきること。最初は1kmでも良い。徐々に距離を伸ばしていく。これを週に2-3回は走る。②走っている時はしんどくても下を向かないこと。姿勢を真っ直ぐすることを意識して走る。これを5ヶ月程続けた時には、完全に腰痛が消えていることに気づいた。個人的な感想としては、長距離を走り続けることで腰椎を支えるインナーマッスルが鍛えられて、腰痛になりにくくなったのでは、と感じている。

腰痛とは関係ないが、ランニングによる体の変化は、①走っている最中に体が痒い。脂肪が燃焼しているので脂肪が減れば痒みもなくなった②足の裏が痛くなり長く走れない。自分の足に合うシューズを探し、走り続けることで筋力がつくと痛くなくなった。③3ヶ月くらいするとふくらはぎの形が変わる。後ろに割れ目ができ、内側が五角形に角張ってきた。これくらいになると走るのが苦ではなくなり、楽しくなる。

腰痛が治ってから10年以上経過しているが、その後、一度もぎっくり腰や腰痛は再発していない。その後、あまり走っていないのだが、当時だいぶ走り込んだのでその貯金だと思っている。最近、少し腰が重たくなってきた感じがするので、腰痛が再発しないために走り始めている。僕と同じように腰痛に悩み、走ることで治る人もいるかもしれないと思ったので、今回書いてみた。